竹製品の生産拠点が海外に移転したことを受け、現在、国内の竹材の需要が激減しています。また、生産者の高齢化や人手不足のため、成長力の旺盛な竹が伐採されずに、竹林面積は増加する一方です。

さらに、竹林の繁茂により、もともと植生していた広葉樹や針葉樹などの成長を妨げたり、里山の生態系に影響を及ぼしたりするという事例も上がっています。また、竹は地すべりに弱いことから、放置された竹林では、大規模な表層滑りなどの災害を招いているところもあります。
そこで、この現状を打破するべく、その特長を生かして竹を有効に利活用できないかと、エコスタイルは考えました。
竹には、以下のような特徴があります。
竹は成長が早く持続性の高い植物資源となりえること、使用可能部位が多く高価値資源であること、竹の多くは野生状態で収穫されるため、遺伝子汚染が少ないこと、劣悪な環境でも生育可能なことなどから、竹は有効なバイオマス資源となるのです。
また、竹は循環型の資源であり、枯渇性資源である木材の代替として利用することで、地球環境に貢献できると思われます。さらに、イネ科に属する竹は、そのCO2処理能力の効果にも期待が持てます。
竹資源の有効利活用を進めていくうちに、モウソウチクの茎の表皮を粉砕したものからエタノールで抽出して得られた成分が、抗菌性効果や消臭効果、抗酸化効果を有することがわかりました。
エコスタイルでは、モウチクソウから抽出した消臭・除菌・抗菌効果のある「ALL in oneスプレー竹」など、さまざまな竹商品を生み出しています。
このオールインワンシリーズでは、シャンプー等のアメニティなどを企画・販売しているほか、同じく竹からとった抽出物を利用した消臭・除菌・抗菌作用のある加湿器の販売なども手がけるなど、幅広い竹資源活用法が期待されています。